新NISAでオルカンとS&P500両方に毎月5万円合計10万円積立てる理由のお話しです。なんで半々買うの?そもそもオルカンとS&P500どっちがいいいの?そんな疑問にお答えします。
私はオルカンだけを積立ます。やっぱ世界に投資するオールカントリーで間違いないです。私はオルカン派です。
私は新NISAではS&P500に投資します。どう考えてもアメリア一強でしよう。過去のリターンもオルカンより良いですからね。
こんな意見は新NISA界隈ではよく聞かれる光景です。
新NISAは2024年1月から毎月10万円積立てます!全ツッパ!
来年2024年1月からは新NISAに毎月10万円積立投資します。
まずは結論から、私は運用ファンドは4個です。指数は2個です。
1.eMAXIM Slim 米国株式(S&P500)に25,000円
2.eMAXIM Slim 全世界株式(オールカントリー)に25,000円
3.楽天・S&P500インデックス・ファンドに25,000円
(通称:楽天・S&P500)
4.楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドに25,000円
(通称:楽天・オールカントリー)
なんだぁ~、半々の真ん中をとっただけじゃない!と言われそうです。ですがこれには私なりの理由があります。
資産運用に興味がる人にとって新NISAでオルカンとS&P500のどっちを選ぶかは誰もが悩む問題です。
その問題に私なりの考えを書いています。
eMAXIM SlimオルカンとS&P500の比較
詳細は楽天証券やSBI証券のファンドの運用目論見書を読んで下さい。というのは冗談でです。
今は新NISAの動画がYouTubeでも沢山公開されています。私のつたない説明文より動画1本見ることをおすすめします。
そうすればeMAXIM SlimSP500やeMAXIM Slimオルカンに対してウンチクを垂れることが出来るようになってます(笑)
最低限知っていておけばいい事
S&P500の歴史
スタンダード&プアー社がまとめたアメリカの優良企業500社の株価指数。1957年に誕生。
S&P500の特徴6個
1.構成比銘柄上位銘柄:GAFA アップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)、メタです。
2.時価総額加重型の指数:500社に均等に投資するのではなく時価総額に合わせて割合が変わる。
3.S&Pの採用基準:米国企業、時価総額61億ドル(7,800億円以上)、浮動株比率が最低50%以上あること、直近四半期が黒字決算&直近四半期の利益の合計がプラスであること、
4.ユニバース全体のセクター構成に等しくなること(米国企業全体の業種割合とS&P500の業種割合は同じにする)
5.単位はポイント(右肩上がり):1941年から1943年のS&P500の構成銘柄の株価の平均を「10ポイント」とする(以降の増減はポイントで表す)
6.EPSが右肩上がり:EPSとは株あたり利益
S&Pの指数委員会で組入れ銘柄の入れ替えが行われます。新陳代謝がつねに行われるので放置運用でもリバランスが効くのも大切なことです。
指数の単位がポイントという事は為替の影響は受けません。
オルカンの歴史
・ベンチマークは「MSCI ACWI」 モルガンスタンレーが作るオールカントリーワールドインデックスをベンチマークにした運用を目指すファンドです。
ACWIはこんな指数
2.投資銘柄数:上記の国に上場する約2,900銘柄
3.株式市場の時価総額の85%をカバー
4.浮動株調整後時価総額加重平均
時価総額加重平均でリバランスが全自動で行われる仕組みになっています。
オルカンの特徴7個
1.全世界株だが小型株は含まない(上位70%と中位15%)
2.フロンティア市場は含まない(クロアチア、アイスランド、ケニア、ヨルダン、ベトナム等)
3.スタンドアローン市場は含まない(ロシア、ウクライナ、アルゼンチン、ジャマイカ、ボツワナ、パレスチナ等)
4.1987年以来のリターンは年率約7.6%
5.現在の投資先(アメリカ61.6%、日本5.1%、イギリス3.5%・・)
6.コスト最安級で指数との乖離も少ない
7.為替相場の影響を受ける
オルカンは世界の株式市場を4個のカテゴリーに分けています・
先進国 新興国、フロンティア、スタンドアローンの4個です。
▼2023年8月にはコストがさらに下がる発表がありました。
三菱UFJ国際、eMAXIS Slim「オルカン」の信託報酬引き下げ
来年の新NISAはSP500とオルカンで積立て予定
どちらも5万ずつで月10万円です
でもオルカンの比率を上げるべきか悩む😅#SP500 #オルカン #オールカントリー #eMAXISSlimhttps://t.co/kg1lp8p77N
— こどじじ/ブログ「こどおじのすゝめ」の中の人 (@kodoozifire) August 19, 2023
三菱UFJ国際、eMAXIS Slim「オルカン」の信託報酬引き下げ
来年の新NISAはSP500とオルカンで積立て予定
どちらも5万ずつで月10万円です
でもオルカンの比率を上げるべきか悩む
新NISAに向けて各運用会社がお客の囲い込みに手数料競争が激化しています。これは投資する側からしたらありがたいことです。
▼そして楽天が新NISAの積立設定の開始タイミングでぶち込んできました。
楽天投信、業界最低コストに引き下げへ
「オールカントリー」で0.0561%
「S&P500」で0.077%新NISAはeMAXISSlimでの予定でした
でも楽天にすべき?信用していい?#新NISA #オルカン #SP500 #楽天オルカン #楽天SP500https://t.co/ek68NGQ7vf via @jiji_market
— こどじじ/ブログ「こどおじのすゝめ」の中の人 (@kodoozifire) November 9, 2023
「オールカントリー」で0.0561%
「S&P500」で0.077%
新NISAはeMAXISSlimでの予定でした
でも楽天にすべき?信用していい?
永遠の論争「S&P500」VS.[オルカン」あなたはどっち?
eMAXIM SlimS&P500やeMAXIM Slimオルカンの基本を確認したところで、S&P500とオルカンはどっちが儲かるか?気になりますよね。
では代表的なそれぞれの立場の意見をみていきましょう!
eMAXIM Slim S&P500 派
「過去10年のリターンはオルカンよりS&P500が高い」この実績が全てです!
そして補足的S&P500おすすめ理由は以下の4個に集約されます。
・オルカンは低成長の国を含む(アメリカは世界最大の経済大国)
・アメリカこれからも人口が増えていく人口増加国(先進国唯一)
・アメリカは法整備・会計制度・株主重視の文化で自社株買い旺盛
・イノベーションが起こるのは、いつも米国から
こう整理するとS&P500が一番人気なのが良く理解できますね。
eMAXIM Slim オルカン派
過去の実績ではS&P500が良かったのは認めます。でもアメリカ一強が今後も継続するかは判らない。
過去の歴史で衰退したことがない国はない事実。日の沈まない国イギリス、バブル経済日本と事例はことかきません。
・米国株でも過去の事例から10年から15年停滞する時期がある
・米国一強が永続するとは限らない
・世界経済の成長を何一つ取りこぼしなく取り込める
オルカンおすすめ理由は、この3個に集約されます。
共通点
天敵のオルカンとS&P500ですが共通点もあります。
・株式市場だけに投資する。債券やゴールド、不動産ではない
・値動きの相関性は90%以上(S&P500の利回りが悪ければオルカンも悪い、良ければ両方良い)
つまり、オルカンで運用してもS&P500で運用しても「めっちゃ大きなリターンの差はない」とう事です。
両方とも素晴らしく期待値が高い投資先であることには間違いない。
わたしの答え⇒投資目的とあっているか?
オルカンもS&P500も素晴らしい投資先なら、何を基準で選べばいいのでしょうか?答えは投資目的(資産運用目的)で選ぶこと。
具体的に私の場合で考えていきます。
私の目的:10年後に資産を最低2,000万円、出来れば準富裕層と言われる5,000万円築くことです。
私の資産状況:新NISAを始める前2023年8月
こちらの記事から抜粋です。
私の運用目的から考えると以下の条件が無いと資産2,000万オーバーを狙えません。
リターンの爆発力が欲しい:2,000万円は積立貯金でも達成可能ですが、親の寿命や介護・病気のイベントが10年以内に発生すれば月10万の積立投資は出来なくなります。
その為、出来る限り早く金融資産をより多く築きたい!
リスク許容度は高い(こどおじ生活)
となれば、親が元気でこどおじFIRE生活が出来る期間に、取れる範囲でリスク(将来の不確実性)は取っていき、資産増加スピードの加速を狙う戦略です。
こどおじが出来なくなれば毎月の積立運用に回せる資金は半分の5万になる。ならば今集中して取れる可能なリスクを取る
オルカンとS&P500を両方買う!に決めた
もう少しリアルに数字で目標達成の可能性を検証してみます。
10年後の運用資産額を試算してみた。
オルカン:積立投資元本10年600万円、利回り5.0%で776万円~7.0%で865万円
S&P500:積立投資元本10年600万円、利回り5.5%で797万円~9.0%で967万円
イデコ:1,375万円(455万円含み益込み=毎月2万円で積立、利回り8%の実績より)
2,000万は達成可能範囲です。ですが5,000万は厳しい予測です。
ですがこれ以上運用に回すお金がないのでしかただありません。これ以上の資金は投入出来ませんのであとは市場の成長にお任せすることにしましょう。
10年の期間で株式市場の大暴落(20%マイナス)や停滞が起こるリスクを考えています。
まとめ
この記事のまとめ
オルカンとS&P500を両方買うという事をオルカンあるいはS&P5001本で投資する事との違いをまとめます。
◎オルカン1本との違い
・アメリカ株式市場への投資比率が上がる
(オルカン1本62%から81%へ)
◎S&P5001本との違い
・先進国市場(アメリカ以外)13.5%、新興国市場5.5%に投資できる
(S&P500はアメリカ市場100%)
資産運用目的と達成したい期間から考えて1本でいくか両方買うか判断する。私は両方買うことに決めました。
理由は新NISAではアメリカ株式市場の爆発に期待しながら優良先進国・新興国市場に投資できる事。
あと個人的にイデコの運用先が日本を除く先進国株式市場に投資するMSCIコクサイインデックスです。
アメリカ株式市場の比率を上げても私の資産全体では問題ないという事です。
10年後の世界経済に期待です。世界経済&アメリカ経済に全ツッパ!
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